読点の打ち方で文章はここまで変わる|4つの読点タイミングを例文付きで解説!

約 5 分
読点の打ち方で文章はここまで変わる|4つの読点タイミングを例文付きで解説!

文章は「ちゃんと読んでさえもらえれば分かるはずだ」ではよくありません。「読むそばから考えずにすっと分かる文章」がよい文章です。

あなたは「文章を理解することは頭を使うものじゃないか」と思うかもしれません。しかしそれは書かれたことを理解した後の話なのです。 読む行為とは思想を知るだけの受動的な作業ではありません。読むきっかけで、自分で考えや思いが膨らみ、自分に考えの広がりをあたえてくれるものです。

その段階では読み手に頭を使って考えてもらうことは大いに意味があります。 

しかし、そこに至る前。

文章そのものを理解する段階では読み手は頭を使いたくないのです。ましてや「何が言いたいのか理解できない」と読み手を悩ませてしまっては、

ただイライラさせてしまうだけでしかありません。それ以上読んでもらえないし、今後「あなただから読まない」となってしまいかねません。

今回の記事では「読み手に頭を使わせない」テクニックを具体的に紹介していきます。

指示語に注意する

矢印

「これ」「あれ」「ここ」「そこ」など指示語は使い方を間違えると読み手に混乱をあたえることがあります。

 誰が読んでも読み違いのない直前の言葉のみを指すようにしましょう。

祖母が退院したのは2か月前のことである。

それまで元気がなかったが、みるみるよくなっていったのである。

そんな祖母をみて、皆が家でまた一緒に暮らせるようになると喜んだ。

しかし、病院で知り合った友人と別れることを寂しがっていた。

この文章の前半を読んだ人は間違いなく「退院した2か月前に元気になった」と考えているでしょう。

ところが後半を読み進めると、文脈がおかしくなってしまいます。

これを書いた人は「以前は元気がなかったが」と軽い気持ちで「それまで」を使ったと思います。

今回のような使い方は禁物です。

事実を踏まえて「3か月前には元気になり、皆が家でまた一緒に暮らせるようになると喜んだ」と書けば誤解は免れます。

このように、指示語の使い方を間違えただけで文の流れ全体がおかしくなってしまうことにもなりかねません。

「これ」「それ」は直前の言葉を指す。そう覚えておいて下さい。

読点を正しく使う

読点

読点(、)は単なる息継ぎという意味ではありません。文章の意味のかたまりや意味の切れ目を視覚的に伝えるためのものです。

読点が正しく打たれていれば、読みながら意味の区切りを考える手間が無くなります。

その結果、スラスラ読めるようになり、内容も分かりやすくなります。もちろん、違う意味への誤解も大きく減ります。

このように読点は大きな役割があります。

ではどのように読点を打てばいいのでしょうか。次の4点が挙げられます。

1)「長い主語」「長い述語」「長い目的語」のかたまりを作る

2)「原因」と「結果」、「理由」と「結論」の中間点

3)「前提」と「結論」の間

4)「状況・場の説明」と「そこで起きていること」の間

ではそれぞれの例文を見てみましょう。

1)「長い主語」「長い述語」「長い目的語」のかたまりを作る

※例

×1975年に広島で作られたテナントビルが今年に取り壊されることになった。

→○1975年に広島で作られたテナントビルが、今年に取り壊されることになった。

主語や述語、目的語が長い場合、その切れ目に句読点を打つことで意味のかたまりが一目瞭然となり分かりやすくなります。

「私は、」などのように短い場合には必ずしも付ける必要はありません。

2)「原因」と「結果」、「理由」と「結論」の中間点

※例 

×私は映画が好きなので新しい映画を見に行く時はワクワクする。

→○私は映画が好きなので、新しい映画を見に行く時はワクワクする。

このように、因果や理由と結論で書かれている文章はよく見かけられます。その間に読点を打つことで、文の流れが視覚化されます。

 「こうだから、こうだ」

のように、どこからが原因でどこからが結果かを誤解無く伝えることができます。

3)「前提」と「結論」の間

※例 

×もし明日雪が積もっていたら今年初めての雪景色を見られる

→○もし明日雪が積もっていたら、今年初めての雪景色を見られる

前提である内容が終わったところで読点を打つと、このように分かりやすくなります。

4)「状況・場の説明」と「そこで起きていること」の間

※例

 ×沖縄でスキューバーダイビングをしていくと無数の、魚たちと会うことができる

→○沖縄でスキューバーダイビングをしていくと、無数の魚たちと会うことができる

原文では「無数の、」というあたかも息継ぎしているような場所に読点があります。その結果「無数の魚たち」という意味のかたまりが途中で分断されてしまっています。改善文のように読点を打つことでスッキリ理解することができます。

まとめ

読んでいて疲れてしまうような文章では、読み手を惹き込みファンになってもらうことは出来ません。しかし、リラックスして読める文章を書くことはさほど難しいことではないのです。

肝になるのは適切な指示語を使うこと。そして基本中の基本ですが読点をきちんとしたタイミングで打つこと。

この二つを意識してみて下さい。

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    About The Author

    平 祐一
    北海道出身1979年7月9日生まれ
    8年前、妻子アリ貯金ゼロという状況で突然無職になり、知識ゼロからコピーライターをはじめました。どうにかこうにか普通に生きてこれてます。

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