フリーライターが仕事で失敗した時の超有効な処方箋

約 8 分
フリーライターが仕事で失敗した時の超有効な処方箋

当ブログはかなりアクセスが少なく一般的に見れば超弱小ブログではあるものの、完全にジャンルをセールスコピーライティングに特化しているのが功を奏してか、訪れるユーザーの方々は大体2,3コンテンツ読んでいってくれます。直帰せず寄り道して頂けるのは本当に嬉しい限りです。ありがとうございます。

※超コピーライティング道のアクセス状況についてはこちらに詳しく書いてあります。ご興味がありましたらどうぞ。

真面目系コピーライティングブログとは言えアクセスが少なすぎる件について

では本題です。本日は一つ、熱心なユーザー様から寄せられたお悩みを共有したいと思います。

「プロなら結果出せよ!」と恫喝されトラウマに…

お悩みの内容ですがセールスコピー案件を請けたは良いものの結果が芳しくなく、簡単に言うと「怒られちゃった」というもので、それが引き金となり失敗に対して過度な恐れを抱いてしまっているという事のようです。分かります、分かります、その気持ち。

セールスコピーライティングを請け負いで担当した事のある人なら、きっと皆経験しているんじゃないか?と言う位、何も珍しい事はないあるある体験だと思いますよ。ただはっきり言っておきましょう。ここで「怖いよー」とか「傷ついちゃった…」で済ませてしまうのは絶対にダメです。メンタルを強く保たなくてはなりません。

それに一発目で結果が出ないのなんて日常茶飯事くらいに思っておいた方がいいです。ちょっとそこの話をしますね。

「スタートでコケて台無し!」という怒り方をするクライアント

この手のクライアント、結構多いので注意して下さい。一発目でどれくらい数字が見込めるか全くもって未知数なのにも関わらず、スタートラインで資源を全力投下してしまうパターンです。

これで滑って資金が無駄になるとしたら、クライアントのお金の使い方がまずいだけの事です。そもそもどんな優れたセールスコピーライターでも100発100中でベストなコピーなんて書けません。だからセールスコピーライターとしてのレベルが上がれば上がる程、テストを重要視するようになるんです。

ユーザーは人間です。完璧にコントロールする事は出来ないし、心を読み切る事なんて土台無理な話。その案件ごとに小さくテストし、小さい数字で検証を重ねてから大きなアクションに繋げていくのが定石と言えます。ましてそれが絶対コケられない案件ならそうしなくてはならないのです。

そういったリスクアセスメントを全部すっ飛ばして打ち上げ花火形式でキャンペーンを打ち、それで滑ったからといって「成約率が悪い!」とセールスコピーライターに罪をなすりつけるクライアントとはさっさと関係を切ってしまうか、そうでなければ前向きに話し合うかの二択になります。少なくとも「つらい…」と落ち込んでいる場合ではありません。

セールスコピーが原因で結果が出ないのか?それとも他の要因か?

第一にここの確認が重要です。

「ランディングページを公開したけど登録数が全然足りていない」、かなり恐ろしい事態な訳ですが冷静にまず調べるべきなのは、

・アクセスがちゃんと流れてきているかどうか?
・アクセスの質は大丈夫か?

ランディングページの登録数がどうこう以前に、アクセスが来ていないというケースが結構あったりします(笑)また、格安のあやしいメルマガ広告とかを使ってしまっている場合は、フィリピン、インドなど「明らかにこれおかしいだろ」という国から意味不明なアクセスが大量に流れてきて、無駄に登録率を爆下げしてくれる謎の現象が発生する事も…検証の為の数字の信頼性すら皆無…もうどうにもなりません。注意して欲しいポイントです。

歯抜け請け負いの場合、整合はちゃんと取れているか?

これも割と問題なのですが、例えばLPとセールスレターを請け負い、ステップメールを他のセールスコピーライターか、もしくはクライアントが自分で書いたとします。

この場合、ユーザーが目にするのは、

LP⇒ステップメール⇒セールスレター

になる訳ですが、間に他人が書いたステップメールが挟まることで筋書きの整合が取れなくなり、妙に不自然で胡散臭いオファーになってしまう場合があるのです。

これも単純に原稿の請け負いという形で執筆したのなら、セールスコピーライター側に罪はありません。この場合はディレクター的な立ち回りをするのはセールスコピーライターではない筈ですから。確認を怠った中間ポジションの人の責任か、中間ポジションを配置していなかったクライアントの責任になります。

オファーの内容に需要はあるのか?

正直、これが一番厄介です。そもそも商品・サービスの魅力がない、誰も欲しいと思わなそうなものをオファーしてしまっていませんか?ということですね。

どうして厄介なのかと言うと、この場合売れないのは当然セールスコピーライターのせいではないのですが、「商品・サービスに魅力があるかどうか?」は個々の感覚値に左右される部分が多く、「魅力がなく売れない」事をクライアントの前で立証するのが極めて困難だからです。

しかし証明出来ないからといって感情に素直になってしまうと、

クライアント「プロのセールスコピーライターだろ!成果出せ!」
コピーライター「なに!コピーのせいじゃないだろ!商品が魅力無さすぎるんだよ!」
クライアント「なんだと!」

という犬も食わない低レベルな言い争いが勃発します。競合と相対評価できる場合はそれなりにマイルドにほのめかす事は出来ますが「魅力の有る無し」「需要の有る無し」に触れるのはやはり難しい所と言えます。

それにどれだけスジと通った説明をしても「売れないと思ってるなら、何でセールスコピーライティングを引き受けたんだ?」と言われてしまえばKOされてしまいますからね(苦笑)

自分の力で役に立てないと思った案件には手を出さない事が大切です。

問題の箇所を特定する

成果が芳しくない場合は、とにかく出せる数字を全て出してもらうこと。成約率、登録率からメールの到達率、開封率まで、はっきりしている数字は全部貰って下さい。LPやセールスレターはヒートマップ解析があると尚良しです。

すると必ず漏斗状になっていくのが分かると思うのですが、上手くいっていない案件の場合は、漏斗を視覚化した時にググッと形が歪むんです。

問題が無い時のセールス図

問題がある時のセールス図

例の画像が下手くそで申し訳ないのですが(苦笑)上の図のような事になっている筈です。この場合は「登録率⇒メール到達率」の間でかなりの離脱を招いている事が分かります。

であれば「メール配信スタンドに問題はないか?」を真っ先に確認する必要がありますよね。同じように流したアクセスに対して登録率が悪いなら「アクセスの質かLPのコンバージョン」を確認、成約率が悪ければ「セールスレターをヒートマップで見直しどこで離脱が起こっているのかを特定する」、こうして必要最小限の時間と労力でプロモーションを補修してあげる事が大切です。

セールスコピーライターはしっかり主張出来なければならない

さて。案件の雲行きが宜しく無い場合の対処法やその他諸々お話してきましたが、もっと根本的な事を言うなら「セールスコピーライターはクライアントの部下ではない」、この意識を強く持った方が良いと思います。

確かにクライアントから報酬を受け取る事で仕事をしますが、文章のプロとしてクライアントに価値を提供している訳で、報酬はその正当な対価です。決してクライアントが上でセールスコピーライターが下という関係性ではありません。

なのに「クライアントのいう事は神の一声」みたいになってしまうセールスコピーライターはかなり多いです。僕も昔は結構そうでした。せっかく請けた案件を逃したくない…せっかく繋がったクライアントとの関係を悪くしたくない…そうして無難に無難にやろうとしてYESマン化していきます。

これは本当に不幸しか呼び込みません。しかも不幸なのはセールスコピーライターである自分だけでなく弱腰なセールスコピーライターに仕事を依頼したクライアントも、です。複数人で真剣に仕事をしていれば意見が食い違うことなんてあって当たり前です。議論する事を恐れず自分の意見は積極的に主張していくべきだと思います。

まとめ

いかがでしたか?

まぁ今回の「クライアントに怒られて委縮してしまった」というお悩みをたった一言で片づけるなら「そんな事で悩むんじゃない!」になってしまう訳ですが(すみません…苦笑)

フリーでセールスコピーライターをするなら自分の身はしっかり自分で守れるようになる事が本当に大切だと思います。

巷では「セールスピーライティングを極めれば石ころすら売れる」と言われる事がありますが、普通は売れないです。どれだけ価値のある石ころなのか?単なる石ころならどんな付加価値があって売れるのか?それ以前にどうやってお客さんを集めるのか?第一、単なる石ころなんて売ってしまっていいのか?

そうやって考えるとセールスコピーライティングがいかに不完全なスキルであるか分かりますよね。コンテンツの質やライティング以外のマーケティングと歯車が噛み合ってはじめて真価を発揮するスキルなのです。もちろんコンテンツやマーケティングが高い次元で伴った案件に素晴らしいセールスコピーライティングがプラスされれば売上は何倍にもなり得ます。そういう意味では最強のスキルと言えなくもないとは思いますが…

セールスコピーライティング単体で出来る事には限界があります。その事を正しく理解して、負うべき責任、負わなくても良い責任の基準をはっきりと持って下さいね。

それでは!

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    About The Author

    平 祐一
    北海道出身1979年7月9日生まれ
    8年前、妻子アリ貯金ゼロという状況で突然無職になり、知識ゼロからコピーライターをはじめました。どうにかこうにか普通に生きてこれてます。

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