よく「名乗った瞬間から始められる」「必要なモノは名刺のみ」と言われるセールスコピーライターという職業。
公的な資格は要ないしその通りですが、ちょっと念を押します。名刺は本当に大切なのでちゃんと作りましょう。
「名刺を刷れば君も今日からセールスコピーライター!」のような単なるキャッチフレーズじゃなくて、本気で名刺はフリーのセールスコピーライターには必要です。
むしろセールスコピーライターと言うよりもフリーランスだったら名刺は絶対重要ですね。
妥協しないで用意すべきです。
Contents
何で名刺がそんなに重要なのか?
「名刺なんてただの紙切れだろ」とは思うなかれ。名刺の重要性を簡単に説明していきます。
1.引きの営業ツールとして名刺の力はあなどれないから
仮にWebライティング専門のセールスコピーライターだったとしても、クライアントとの出会いが全部オンラインとは限りません。
友人知人や前職の元同僚など、色々な所から依頼が舞い込んでくる可能性があります。
そうして実際に会ってプレゼンをした上で、クライアントが検討に入ってしまった場合、名刺の有る無しが明暗を分けます。名刺が無ければどうにかその場で良い返事を貰おうと焦ってしまいそうですが、名刺があれば「押してダメなら引いてみる」が出来るという訳です。
2.名刺にキャッチフレーズを仕込めばライターとしての腕もアピール可能!
名刺にはキャッチフレーズを入れたりも出来ますので、その名刺に書かれた文言のセンス次第でクライアントに良い印象を与える事が出来るでしょう。
「面白い名刺作る人だな、一回任せてみようかな」となったらしめたもの。
そういう意味でも名刺に記載する文章は熟考した上で刷るべきだと思います。
3・結構あとから電話やメールが来る
名刺を整理していて偶然目に止まった、みたいな事が多いのだと思うのですが、割と忘れた頃にポンと依頼が飛んでくる事が多いです。
逆に「検討して後日連絡します」のパターンで決まる確率はかなり低めです(僕が対面営業やプレゼン苦手ってのもあるんですけど…笑)
なので、たくさんの名刺の中に紛れても目立つ仕様の名刺にする事が大切!
ここは後で詳しくお話したいと思います。
4・常識的に必要
普通仕事の話をする場合、ファーストコンタクトで必ずと言っていい程名刺交換があります。
ここで名刺がなければ少々気まずいです。「すみません、今名刺を切らしていて…」といってその場をやり切る事も出来るでしょうが、それは初対面の一度のみ。
どっちみち絶対に必要になりますので、本格的な活動をする前に作っておくべきです。
ざっくりですがこんな所でしょうか。ではそんなコピーライターにとって必需品である名刺の作り方ですが、大きく分けて2つ。
「自分で作る」か「業者に依頼する」かです。
名刺を自分で作る場合のメリット・デメリット
【メリット】
◆手作りなので細部までこだわり抜いて作れる
◆手書きの名刺など他人と絶対に被らない個性的な名刺が作れる ◆やり方や素材によっては外注よりもずっと安価で作れる |
【デメリット】
◆手作りなので手間も時間もかかる ◆個性よりも格式を重んじるクライアントからの評価が低くなる ◆「本当にこの名刺、大丈夫なのか?」という心配がつきまとう |
特に注目して頂きたいのがデメリットの3番目ですが、この項目に関する忘れられない出来事があります。
ある人物との名刺交換の時、その人が差し出してきたのは長方形の名刺型に切り取られたルーズリーフでした。
これは個性のある名刺とは言いません。名前と社名がメモされた紙ですので注意です(笑)もしも手作りで名刺を用意しようと思っているなら「紙とアイデアはケチらない」、これを肝に銘じて下さい(笑)
名刺を外注する場合のメリット・デメリット
【メリット】
◆プロに任せられるのでクオリティ面で安心できる
◆まとめて印刷するほど1枚あたりのコストを下げられる ◆作業を業者に任せられるのでとにかくラク |
【デメリット】
◆基本的にはロット発注になり少量生産が難しい ◆自作と比較すると突出した個性を表現しずらい ◆しっかり業者と擦り合わせをしないとイメージと違う名刺が出来上がる事も… |
こんな感じになると思います。自作、外注とも一長一短です。特に外注名刺は小ロット生産可能な業者も増えてきてはいるのですが、そういう業者は特徴的なデザインや素材を使った名刺が生産不可な場合が多いので注意です。
僕としては自作の名刺と外注した名刺の両方を持っておく事をオススメします。
ちょっと大きめの会社にプレゼンに行く時は外注名刺、カフェや同業者、Web系の会社に行くときは手書き名刺という風に使い分けるのも良いと思います。
完全無料!オススメの名刺作成ツール
自作で名刺を作る場合テンプレートを使うという手もあります。
1・テンプレートBANK
インストール不要のクラウド版テンプレートです。Web上で編集から印刷まで可能!これは少しでもコストカットしたい駆け出しフリーライターにとっては神のようなテンプレートです。
デザインの系列はビジネスとパーソナルがあり、「クールビズ名刺」「和風名刺テンプレート」「アラベスク模様名刺」「中国風名刺テンプレート」「トップセールス名刺」など興味深いメニューがズラリと並んでいます。とにかくテンプレの種類が膨大なのできっと気に入ったデザインを発見できるはず!オススメです。
2・ラベル屋さん
テンプレートの種類はテンプレートBANKの方が多いと思うのですが、こちらのサイトはとても見やすく親切な印象があります。 またこちらもインストール不要、サイト上で編集&印刷可能ですが、Google chromeがクラウド版対象外という事で、そこがちょっと痛いかなと。
それ以外はとても素晴らしいサイトだと思います。
3・♪名刺
操作が簡単なのでPC初心者の人でも悩む事無く名刺が作れます。ただデザイン性の高い名刺や個性的な名刺を作ろうと思うとちょっと辛いかなと言う印象です。
4・ラベルプロデューサー
「印刷対象の用紙を指定」「文字入れ」「イラスト追加」「直線、円弧、四角、円などのオブジェクト追加」「背景の塗りつぶし」など表、裏の両面のデザイン設計ができるという事ですが、画像加工機能で出来ることが限定的なので、やはりデザイン性の高い名刺を作るのは難しいように思います。
個性的!オススメの名刺制作業者6選
1・91×55(クノイチゴーゴー).com
既に名刺デザインが出来ていて刷ってみたけど物足りない。そんな時にオススメなのがここです。
特殊紙を使った名刺を作る事が可能です。 あとは何といってもこのサイトタイトルとデザインのセンスがバツグンですね(笑)個人的にとても好きな感じで良い名刺を作ってくれそうな予感がします。
2・DECO CARD
UV盛り上げ、カタヌキといった、一風変わった名刺を作りたい場合はおススメ出来ます。水滴を表現したり、盛り上げに段差をつけたり、アイデアを考えるのも楽しそうですね。
3・名刺専門ショップ ミライズデザイン
例えば、「自己紹介などの動画を名刺に組み込み、スマートフォンの無料アプリによって、あたかも名刺の上に直接動画が流れているように見えるAR動画を再生させることができる」とのこと。
こんな名刺を渡せば強烈なインパクトを残せる事間違いなしです。
4・DOBAN&CO.
この名刺を持っていればいつでもピリッと気持ちを引き締しめてくれそうです(笑) ちょっと価格も高めでしょうか。でもこのお店のfacebookページに「いいね!」をすれば名刺が『 20%増量 』 されるそうなのでお得な面もあります。
5・印刷屋さん にぶんのいち
スケルトン名刺の制作が得意なショップという印象です。しかもスケルトン仕様といってもただ透けるだけでなく、防水加工出来たりラメ加工出来たりと、幅広い加工に対応しています。
6・ユーロポート株式会社
こちらも名刺の特殊加工に強いイメージです。個人的にはホログラム箔の名刺がキレイで気になります。普通の長方形ではなく個性的な形の名刺が欲しいという場合は、希望の形に型抜きしてくれるそうなので問い合わせてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか? 僕は会社で働いていた当時は「名刺なんてただの紙切れだろ」と思っていました。その考えが変わったのはフリーでセールスコピーライターを始めてからです。
「名刺を見て電話したんですけど」という連絡をポツポツと頂けるようになり、名刺を軽く見る訳にいかなくなりました。
もしフリーで活動するならセールスコピーライターでも、そうでなくても自分の分身を作るくらいの気持ちで必ず名刺はこだわった方が良いです。 ではではご参考にして頂ければ幸いです!それでは。