今回は文章の最初と最後、「書き出し」と「結び」についてお話していきます。
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読者を惹き込む文章の「書き出し」パターン4
自分が伝えたい内容を読み手の印象に残すためには、文章の切り出し方と結びの言葉次第で大きく変わります。書き出しでいかに読み手を注目させ、引きつけるかを考えなければいけませんが、話の展開をスムーズにしていくための具体例は以下の4つになります。
1. 最新の情報や話題から引きだす新しい情報や話題には誰もが関心を持っているものです。その心理を利用して「あなたもすでにご存じかもしれませんが、最近では○○が話題になっていますよね。実は・・・・」というように切り出しに使うことができます。 |
2. 読み手を話の中に参加させる「あなたは○○ではないでしょうか?」というように、読み手の答えがほぼ「YES」である質問から切り出すことで、読み手を文章の中に引き込むことができます。 |
3. 概要を前もって説明する伝えたい内容がいくつかある時には、前もって「○○には○個のポイントがありますので、これからお話ししていきます」と切り出していきます。そうすることで簡潔に内容を伝えきることが可能になります。 |
4. 読み手が共感する内容から引きだす自分が書いた文章を読むであろうターゲットの特性を見て、「・・・・・・な私にとって△△はとても気になるものでした。そこで実際に○○してみると・・・」というように、読み手も「自分もそうだ」と思えるような内容で切り出していくことで親しみを感じてもらえるようになります。 |
この4つの切り出し方以外にも方法はありますが、オーソドックスな例として挙げてみました。
これらを商品内容やセールスライティングの展開に合わせて使い分けることで、読み手も話の内容に入り込みやすくなります。現実に置き換えるとスピーチやプレゼンテーション等の際でも同様のことが言えるのではないでしょうか。
読者を惹き込む文章の「結び」パターン3
またセールスライティングで切り出した内容がどんなに良いものでも、結びや締めの言葉がしっかりしていないと印象の薄い文章になってしまうので注意が必要です。
どのように結びや締めの言葉を書いていけばいいか?
この具体例には3つが挙げられます。
1. もう一度繰り返し強調する伝えたい内容が重要性の高いものである場合は、「大切なことなのでもう一度お伝えさせてください」というように締めにもう一度簡潔に繰り返すことでさらに印象付けることができます。 |
2. 自分の意思を強く主張する切り出した内容の後に、「・・・なので○○には精一杯の気持ちが込められています。もちろん○○にも・・・」というように主張することで、読み手に自分の思いや伝えたい内容を認識させることができます。 |
3. 読み手に対する思いで締めくくる「私は・・・・・・で、○○になりました。なのであなたにも○○してもらえれば、これ以上の喜びはありません」というように、読み手への希望を伝えるパターンです。またセールスライティングの内容に合ったことわざや名言を用いることで“決め手”としても使うことができます。 |
結びや締めの言葉にも様々なパターンがありますが、文章の内容によって選ぶ言葉も変わってくるはずです。
まったく同じ商品がないように、切り出し方や結びの言葉にも同じものはありません。
むしろ同じにならないようにしていくことがライターの仕事であり、それによって読み手の心を動かすことが出来るのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか?
「終わり良ければ総て良し」と言いますが「始まりも良ければなお良し」な事に間違いはありません。
是非、書き出しと結びにこだわってご自身の文章を磨いてみて下さい。それでは!