丸山和也氏の炎上から学ぶ言葉の使い方と与える印象

約 3 分
丸山和也氏の炎上から学ぶ言葉の使い方と与える印象

政治家の問題発言が続いた2016年。

あなたは2月17日の参議院憲法調査会で丸山和也議員が展開した持論をご存知でしょうか?

もし、知っていたとしても、

「人種差別」
「アメリカ大統領への冒涜」

という切り取ったニュースでしか覚えていない方が殆どかもしれませんね。

あなたが記憶している通り、他の議員から「常識が無い」「レベルが低すぎる」と大バッシングを浴びているニュースが連日のように流れていました。

しかし、当の丸山議員は、

「尊敬の念がほとばしった言葉がなぜ人種差別の言葉と受け取られるのか分からない」

と批判は不条理で怒りを覚えるとさえ言っています。

一体どういうことなのか?

では、改めて丸山議員が述べた持論に目を通してみてください。

丸山議員の持論

今、アメリカは黒人が大統領になっているんですよ。
黒人の血を引くね。これは奴隷ですよ。はっきり言って。
リンカーンが奴隷解放をやったと。でも、公民権も何もない。
マーティン・ルーサー・キングが出て、
公民権運動の中で公民権が与えられた。
でもですね、まさかアメリカの建国、あるいは当初の時代に、
黒人奴隷がアメリカの大統領になるとは考えもしない。
これだけのダイナミックの変革をしていく国なんです。

言葉の選び方がまずかった…

いかがですか?

改めて読むと、言葉足らずではありますが、確かにアメリカを敬っているようにも見えます。

しかし、今回の丸山議員の例からもよく分かるように、「改めて読むと分かる」というレベルの分かりやすさではダメなんです。

誰が読んでも分かりやすいくらい明確にする。そして、誰一人として勘違いする要素を無くす事が大切なんです。それも、『より簡潔に』です。

特に国会議員や芸能人などもそうですが、言葉を扱う私たちは、一つの文字や一つの言葉に責任を持たなければいけません。今の時代、自分の意図としていない一場面だけが切り取られ、相手に誤解を招くという事も十分にあり得ます。

今回の丸山議員も、黒人や奴隷という一部分だけがアメリカに報道され問題となりました。

テレビの前ならその発言は報道され、ネット上に出てしまえば、その言葉は転載されてしまうからです。

それも踏まえ、以下の丸山議員の持論を以下のようにまとめれば、アメリカを敬っている文章に見えるのではないでしょうか?

丸山議員が伝えたかった事を柔和なイメージにすると…

かつてアメリカはネイティブアメリカンやヒスパニックの
黒人たちが差別を受けていました。
しかし、マーティン・ルーサー・キングらの貢献によって公民権を得て、
今の大統領であるバラク・オバマ氏がトップに立ち、
アメリカ全体を仕切る時代になるほどフレキシブルに
アメリカは変わってきている。

いかがですか?

簡単ではありますが、これだけでも十分アメリカの劇的な変革はうかがえますし、とがった部分は一気に削ぎとされたイメージになった筈です。

まとめ

『伝え方一つで全く違うイメージになってしまう』

これがライティングの面白いところでもありますが、非常に難しいところでもあるのです。

同じ言葉を使っていても、ちょっと文章の構成を変えただけで一気に読みやすくなったり、違う印象になったり。

見せ方を追究していけばキリがありません。

今回の丸山議員の例は分かりやすかったので参考にさせて頂きましたが、このように伝え方次第で相手に誤解を招いてしまう事も十分あり得ます。

記事を書き終えた後は必ず読み直しをして、自分の意図が正しく相手に伝わるかを客観的に確認してみましょう。

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    About The Author

    平 祐一
    北海道出身1979年7月9日生まれ
    8年前、妻子アリ貯金ゼロという状況で突然無職になり、知識ゼロからコピーライターをはじめました。どうにかこうにか普通に生きてこれてます。

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