不労所得。凄くあやしい響きですね(笑)
しかし、ネットを使った不労所得の仕組みを所有している人は、これ本当に大袈裟でも何でもなくその辺にゴロゴロいます。
「寝ているだけで1億円!」とか明らかに誇大にものを言う人が多いからあやしく感じられるようになっただけで、ネットからの不労所得というのはほぼ権利収入に近い仕組みで出来上がっているのです。
例えば、
1・サイトを作りそこにアクセスを集める
2・そのサイトでリストを集める
3・メールをセットし自動で流してオファーする
それで売上が発生すれば不労所得になります。
もちろん仕組みを作るまでが大変ですが、一度出来上がれば本当に自動販売機を配置するような感覚と似ている事に気付くと思います。
第一章:不労所得とは?
とりあえず不労所得、不労所得とは言うけど、この言葉の正しい意味を知らなければどうにもなりません。Wikipediaによると…
不労所得(ふろうしょとく、英: unearned income)とは、それを得るために労働する必要がない所得のこと。 労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられることが多い。
つまりは労働収入ではないので、少なくともあなたが不労所得を目指すなら、以下の事実がはっきりします。
「楽して稼げるビジネスはない!という人」から、学べることはほぼない
「稼ぎたいのなら働け!努力しろ!」という人の事は今後無視すべきかも知れませんね(笑)
でも実際、これは個人的に常々思っている事なのですが「楽して稼げると思わないで下さい!」という人は「不労所得で1億円!」とか言っている人と対極に振り切ったダメな人だと思っています。
ネットを使って不労所得の仕組みは「作れるか、作れないか?」で言えば作れます。作っている人はたくさんいます。
にも拘わらず「汗水たらして稼ぐ労働収入しかありえない」という理屈をこねる人は、昔気質の職人さんか何かならともかく、ネットで情報発信している立場的にまずいです。
その人が楽して効率的に稼げる仕組みを所有していないという事だと思うので、そういう人から学べる事はないと思います。少なくともあなたが不労所得を発生させる方法を知りたいと思っているなら。
個人的には、もしもあなたが今までネットで稼いだ経験がなく、これからスタートを切る状態なら、2~3か月もあれば不労所得を発生させる事は可能だと思います。もちろんいきなり100万円も200万円も稼げる訳じゃないです。はじめに得られる収入は大体3~5万円程度からだと思いますが…
さて。では本題。
実際、どうやって不労所得の仕組みって作るの?
先ほど不労所得を作る仕組みをざっくりお話しました。
1・サイトを作りそこにアクセスを集める
2・そのサイトでリストを集める
3・メールをセットし自動で流してオファーする
これですね。
ではこの仕組みを作る為には何が重要か?具体的な所に触れてみるのですが、
1・サイト&ブログを作る
⇒サイト構築、ブログ運営ノウハウ・コンテンツ制作のスキル
2・リストを集める
⇒CTA(コールトゥアクション)の設置・LPOのスキル
3・オファー用のメールを作る
⇒ステップメール執筆スキル
この3つが必要になる訳で、今回は3のステップメール執筆スキルについてお伝えしていきますね。
ステップメールで不労所得を発生させる
ステップメールを自分で書けるようになると、コピーライターとして評価される事はもちろん、アフィリエイトも自由に展開できるようになります。
コピーライティングを本業としながら、アフィリエイターとしても稼げるのであれば収入面でも安心出来るでしょう。
さて、これから売れるステップメールを作る7ステップをお話ししていきますが、その前に知っておいてほしいことが3つあります。
これを頭の中に叩き込んでおかないと、売れるステップメールは作れず、イコール不労所得の仕組みも完成させる事は出来ません。
マクスウェル・サックハイム賞というアメリカの広告賞があります。その名称は広告の巨人、マクスウェル・サックハイム氏からまるまるとったものですが、そのサックハイム氏がコピーを書く人間や広告業界に生きる人間に対し、発した有名なメッセージがあります。
1.お客様は、あなたの広告を見ない
2.お客様は、あなたの広告を信用しない
3.お客様は、あなたの広告を見ても行動しない
この3つです。
この前提を理解しておかないと売れるセールスメッセージは書けません。いつも忘れないでいてください。セールスレターを書くときも、メールマガジンを書くときも、インターネット広告でも、あらゆる媒体に当てはまります。
ステップメールを書く時は、この3つの原則を必ず意識しながら書く。このことを絶対に忘れないで下さい。
第二章:最強の不労所得ツール!9つのバカ売れステップメール構築法
ではこれからSTEP1~8に分けてステップメール構築に関する重要なポイントをお伝えしていきます。
また、視点としては「ステップメールアフィリエイター」で進めていきます。あなたがコピーライターやインフォプレナー志望であれば、ご自身で上手に頭の中で視点を変換しつつ読み進めて下さい。
STEP1:目標を決める
「目標を決める」という事は、例えば月間で100名に売ることが目標であれば、100名が買うほどのリスト、ライティング力、証拠などの素材が必要になるということです。
また、ステップメールと一言に言っても扱う媒体は様々です。ダイエットなのか、投資なのか、お金稼ぎなのか、それとも、英語学習なのか…どんな業界で勝負をかけるのかを最初に決めなければいけません。
もちろんその時の判断の基準となるのは、「リサーチ」して得た情報です。
・どの位の大きさがある市場なのか?
・ライバルはどれ位いるのか?
・販売者は何人いるのか?
・間接的なライバルはどのくらいいるのか?
そして、これらの情報を元に業界を決めた後、次に決めるのは「どの商材のステップメールを作るか?」ということです。どの商材を選ぶか、それはステップメールを成功させる上で非常な重要な役割を担います。
僕がこのセールスステップを執筆する際に意識することは、
1.売れている商材かどうか?
2.セールスレターが魅力的であるかどうか?
3.販売者の人柄はどうか?
4.メールマガジンでどういった内容の情報を配信しているか?
5.どの位の口コミのある商品か?
など、その販売者自身と、販売している商品を様々な角度から検討し、そして評価の中から1位を選びだし、それを元にセールスステップを作っていきます。
また目標をつける際は、ステップメールに登録した方の何%が購入するか?という数値を付け加えることをおススメしています。通常ステップメールの購入率は10%~20%。ライティング能力の高い方で40%程度までになります。
その購入率によって、どの位のリストを集める必要があるか、その指針になりますから、この数値は必ず決めておく必要があります。
通常、初めての方であれば5%、そこから少しずつ目標を上げていき、最終的には20%を目指すといいと思います。もし、20%を継続的に作れるようになれば、それはステップメールでご飯を食べていけるレベルです。
まずは目標を決めること。このステップメールでどのような結果を得たいかを決めることは、定番のステップですが、同時に最も大事なステップでもあります。
必ず数値化し、いつも見える場所(パソコン、壁など)に貼って毎日見えるようにしてください。
STEP2:商品を知り尽くす
目標が定まったら次は、商品を知り尽くすというステップに移ります。通常、何かモノを販売するとなれば、その商品を知らなければ売れません。
あなたは歯が痛い時に、歯医者じゃない人に「歯を削って欲しい」と言うでしょうか?言わないはずです。また、ライティングの勉強を一切したことの無い人間に、「ライティングを教えて」と言うでしょうか?
絶対に言わないと思います。
人に何かを教わる時、助けて欲しい時、サービスを受けたい時は、必ず「自分より知識があって、自分より専門家である」必要があります。あなたが知識の無い人に歯を削らせないのと一緒で、あなたも商品を売る以上、その商品の事を全て把握しておく必要があります。
そしてそれをどれだけわかりやすく伝えることができるかが、ステップメールの役目になるのです。もちろんそこで活躍するのがコピーライティングです。
外資のコンサルティング企業で使われる発想の訓練に「エレベータ・プレゼンテーション」という手法があります。これは多忙を極める企業トップに対して、「一緒にエレベータに乗り、階下にたどり着くまでにプレゼンを終了する」という訓練です。
これをマスターできるようにしてとは言いませんが、この短い時間で相手を納得できるような理論、説明を出来るようにならなければいけません。
お客様に対して、「この商品の何がいいのか?」、「他のライバル商品とは何が違うのか?」、「買うメリットは何なのか?」ということを短い時間(約30秒程度)で出来るようにしておく必要があります。それが出来るようになるまでは「売らない」という事です。
STEP3:お客様を知り尽くす
そして次にお客様を知るというステップに移ります。
ここの唯一のポイントは 知り尽くすこと。
お客様がなぜこのメールを読んでいるのか?
購入しない人はなぜ買わないのか?
どんな悩みを抱えていて、どんなストレスを抱えているのか?
どんな怒りを感じているのか?
それ以外にも、商品を買うことでお客様の未来がどのように変わるのかも知る必要があります。どの位快適になるのか、どれだけのメリットがあるのか、時間が短縮できるのか、それともお金が増えるのか…
お客様が感じていることを全て理解する必要があります。
ステップ2、ステップ3は取材です。
情報収集をひたすら繰り返す必要があります。
ステップ1の作業を終えたところで、メモを取り続け、自分の頭に叩き込まなければいけません。
STEP4:「見ない、読まない」を解決する
メールライティングで最も重要な事の一つに、「メールを開封させる」というステップがあります。ほとんどの方は、自分のメールボックスに何か新しいメールが来ても、見ません。
件名によってはすぐに削除したり、迷惑フォルダへと移してしまうことが多々あります。「お客様は見ない、読まない」この事を考えてこのステップをこなす必要があります。
これはセールスレターも同様で、読まれる文章・メールを書くコツは相手の心にアプローチをかけることです。
私の元にもよく、「○○のご紹介です」や「残り○名です。お急ぎ下さい!」などの件名でメールが届く事がありますが、完全に売込みだと分かっているメールは誰も興味がありませんし、開きません。
そうではなく、もっと心にアプローチをかけなければいけないのです。
例えば人にはアクションを起こすときには3つの理由があります。
1.痛みに対するアクション
2.快楽に対するアクション
3.時間を短縮するためのアクション
この3つです。
痛い時に病院に行くか、快楽を求めてお酒を飲みにいくか、歩 くのは時間がかかるからタクシーを使うか、この3つです。
この3つが混在しているほうが完成度の高いメールを作る事が出来ます。
それではここで件名の作り方についてお話をしましょう。件名には3つのポイントがあります。
1.可能な限り短くする
件名を作る時に重要なことは、可能な限り短くすることです。 一般的なメールボックスやメールソフトは件名が15文字~20文字程度までしか表示がされません。それはつまり、
「アフィリエイトをするために、重要な3つの…」
というよく分からない件名になってしまうということです。
2.意外な言葉を二つ入れる
メールを開封させるためのテクニックの一つに「意外な言葉を二つ入れる」というものがあります。意外性は人の興味心をくすぐるパワーを持っていて、読み手は続きが気になって仕方なくなる性質を持っています。
その心理を巧みに利用します。
例えば「部下に殴られました」という件名があったとします。何か気になりませんか?
これは「部下」というイメージと、「殴られる」というイメージが頭の中でマッチしないから気になってしまうのです。
これをメールの件名に応用します。「おかわりして2キロ痩せた」や「寝ながら英語を話せるようになった」というように使う事で読み手の興味をひきつけることが出来ます。
3.反社会的な言葉を入れる
これはあまり多用すると読者が離れていってしまいますが、たまにインパクトを与えたい時などに使えるテクニックです。
先ほど例に挙げた「部下に殴られました」という件名は1~3の要素全てが含められているのが分かります。つまり簡単な言葉使い一つで人の興味心をコントロールする事ができるということです。
もし「部下に殴られました」が、「昨日、部下を叱ってしまいました」というニュアンスにしてしまうと一気に魅力が半減するのが分かると思います。
反社会的な要素の例としては、「犯罪」「危険」「不思議」な要素の言葉を入れ込む事です。「パトカーをぶっちしました」、「暴走族に加盟しました」という具合です。
読むと分かりますが、毎回毎回このような件名でメールが送られてくると「しつこさ」を感じてくるようになります。もしあなたがこの「反社会性」のテクニックを利用したいとすれば、バランスを考慮した上で使ってください。
STEP5:「信じない」を解決する
「あんたの送ってきたメールなんか、信じませんよ」というお客様の「信じない」を乗り越えるために情報を集める必要があります。
まず最も重要なものは証拠です。なぜあなたの話を聞かなければいけないのか?
なぜ信用できるのか?
その証拠は信用できるのか?
これは例えば、権威の推薦や、身分の証明などで解決できる事が多いのですが、これから作成をするのは表現の自由度が低い「メール」という媒体です。
メールには画像を添付したり、研究結果をキャプチャしてのせたりということが出来ません。(HTMLメールなら可能)
そこで私が必ず活用するのが「明言⇒理由」のセットです。
これはコピーライティングを少し勉強している人であれば分かると思いますが、「Reason why(リーズンワイ)」と言われているものです。何かを宣言したら、その理由を言葉で付け加える。それだけで信頼度があがるということです。
少しここで試してみますが、
1.「このダイエット法は効果があります」
2.「このダイエット法は効果があります。なぜなら血液中の赤血球の動きを 活発化させる働きがあるからです」
全く違う印象を受けるはずです。
明言した後に、理由をつけるだけでも読み手から信頼を得る事が出来ます。
これで証拠という武器をあなたも使えることになりました。ですが、それだけでは足りません。次に信頼してもらうテクニックとして「パーソナライズ」についてもお話しましょう。
パーソナライズとは簡単に言えば、「どんな人?」という疑問に答えるテクニッ クです。販売主がどういうストーリーを持っているのか、どういう考えでこの商品を販売するのか?
これらを、メールを読んでいて感じられないと読み手は書き手を信用しません。
人は人の顔が見えてこないと中々モノを買いません。
「あなた」という人が見えてくるかこないかは、ステップメールライティングを成功させる上で非常に重要なポイントなります。読み手に心を開いてもらうには、まず自分から心を開くことが重要です。
また「具体的な数字」や「ブランドヒストリー」を語るのも信頼を得る有効な手段です。世の中には数字で判断する人というのが予想以上に多く、具体的な数字が入っているだけで信じるという人がたくさんいるのです。
それにあわせ、「昔から何年もやっている」というだけで信じる人はたくさんいます。その商品にどういう歴史があるのか、あなたにどういう歴史があるのか?慣れてきたら、このような様々な要素をメールに入れ込むように意識して下さい。
STEP6:「行動しない」を解決する
お客様がメールを見ました。
非常にいい内容だと感じたらしく誘導URLもクリックしてくれて、セールスレターまで飛びました。買いたいと思います。申 し込みたいと思います。でも悩んだ末にその人は買わない決断をしました。
読み手には「買わない」という選択肢があります。
どんなに現状が苦痛であろうと人間はなぜか「今の状態がいい」と思う生き物です。それは例えば「ダイエットしたい、でも毎日の食生活は変えたくない」と同じ心理です。
新たな何かを生活に加える事を好まないのです。
そこで、読み手のこの心理を逆手にとり、「どうやったら行動するか」を考えなければいけません。どのように背中を押すか、どのように行動しやすくするかがこのSTEP6で乗り越えなければならないことです。
その為に必要な要素は3つ。
1.プロフィット(特典)
目に見える利益の要素のこと。
例えば、特典。
「この商品を購入すると、もれな 限定特典が付きます!」というサービスです。このプロフィットのポイントは「絶対に欲しい」とターゲットに言わせる内容にする必要があります。
このプロフィットだけで購入したくなるような、特典だけ欲しいと思ってしまうような、そんな魅力的なものを提案する必要があります。
2.ベネフィット(利益)
次に、目に見えない利益を使います。これをベネフィットと言いますが、これはこの商品を買うことで得られる利益がどんなものかを表現する必要があります。
例えば、社長だけを対象としたセミナー参加者は、自社の商品が売れる=つまり仕事を取れる可能性があると打ち出す事が出来ます。セミナー自体の参加費用は3万円だけれども、1000万円の仕事が取れれば、タダみたいなものだと思うはずです。
これはベネフィットです。
また募金をつのる場合。
「支援なしでは生きていけない人々が待っています」という募金をしている場合、ターゲットに協力して頂くことで、「募金することで 誰かを救う」という自己満足を刺激します。
3.痛み・不安・ストレス
最後は、ターゲットが抱える「痛み・不安・ストレス」を伝えることです。
読み手は色々考えているようで、実は深く考える事はありません。例えば、「これを買わないと、またしばらく辛いぞ…。」とは考えないのです。
だからこちらから「あなたがここで行動しないと、また同じ痛み・不安・ストレスと戦い続けなければいけませんよ」と伝える必要があります。
また、もっとも人間を動かしやすい要素は、「痛み」です。
失う痛み、手にはいらない痛み、お金の痛み、心の痛み、将来に対する痛み、体の痛み、プライドの痛み、羞恥心の痛み、欲望の痛み…
扱っている商品に合わせ、適切な痛みを表現する事で読み手はより熱い気持ちを持って行動する事になります。
1.プロフィット(特典)
2.ベネフィット(利益)
3.痛み・不安・ストレス
この3つを演出する必要があります。
ただ、セールスレターへ誘導するのではなく、この3つの要素をお話しして、それからセールスレターへ誘導する。それが売れるステップメールを作るコツだと言えます。
STEP7:購買リスクを取り除く
これは「行動させるため」の要素でもありますが、お客様には10個の買わなくてもいい理由が存在します。それが「購買リスク」と言われているものです。
1.期待通りの働きをするのか
2.長持ちするのか
3.競合商品以下ではないか
4.安全かどうか
5.生活環境に悪影響を与えないか
6.ほかのものと合わせて買う必要があるんじゃないか
7.家族や友人が反対しないか
8.私が同一視しているグループと違うグループの商品じゃないか
9.値段が見合っているのか
10.他のものが買えなくなってしまうのではないか
これは、全ての読み手が10個の買わない理由を考えているわけではなく、読み手がおかれている現状、悩み、問題によってその理由は変わってくるものと考えて下さい。
それはつまりステップメールを利用して、少しずつこれらの理由をつぶす必要があるということでもあります。時としてメール1通をまるまるこのために使ってもいいと思います。
それくらい購買リスクは読み手にとって大きなものであり、重要なポイントになっています。
STEP8:テストを繰り返す
ダントツで重要なのがこれです。
ダイレクトレスポンスマーケティング(以下DRM)の真髄は「テストを繰り返す事」だと思います。
リストを取得している時点でDRMの要素を取り入れたビジネスになっているわけですが、ステップメールがある時点でDRMだと考えて下さい。DRMで最もいいところはミスをしても修正を繰り返すという考え方がベース になっていることです。
ダイレクトレスポンスマーケティングについて詳しい説明がこちらに書かれています。
引用:ビジネス思考の転換
「アクショントリガーの法則」を知っていますか?
通常、銃を撃つときは、構えて、狙って、撃つ、という流れをたどるはずです。ですが銃を狙い通り撃てるようになるためには、構えて、撃って、修正、という手順をたどらなければいけません。
とりあえず撃ってみるということです。
ビジネスは本来から仮説検証を繰り返すことで磨かれてくるものですから、ステップメールでも全く同様のことが言えます。ステップメールが出来上がったら、読者を集めてそこにメールを流してみる事です。
ステップメールサービスを提供している会社も、最近はURLクリック率や、開封率、メール到達率など、詳しくわかるサービスを提供しています。
この数値を見て徐々に修正を繰り返すことです。
まずは小さく100名程度で試し、反応を見て解除率の高いメールの文章を変更して、それでもう一度100名を流してみる。これを繰り返して、完成度の高いステップメールを作り上げます。
1度出来上がったステップメールは、「現金印刷機」になります。
ジャンルや業界によっては数年単位で売上を残してくれる強力な武器になり、あなたのビジネスを大きく支援してくれるはずです。ですから絶対に手を抜いてはいけません。
これはできればやって欲しいという話しですが、3つほどのストーリーを作る事をおススメしています。
・ステップメール1
・ステップメール2
・ステップメール3
という具合で、3つのセールスステップを作り、実際にテストを行います。そうすると、ほとんどの場合で数%の差がつき3つのうち2つのステップメールはロスをしていることがわかるはずです。
そこまでわかれば、残ったステップメールに読者を流せばいいわけですから、あとは簡単です。また、反応のよかったメールのみを利用して、もう一つステップメールを作ってもいいでしょう。
テストというのは「やれば終わり」ではなく、「最高の数値を出すまでやり続ける」ものです。作業は増えますが、でもそれは売上を残すためにやっているわけですから、最高の結果を残すまでメールを磨かなければいけません。
出来あがったステップメールをブラッシュアップして、ブラッシュアップして、もう一度ブラッシュアップして下さい。いずれ、あなたにとっての最強のステップメールを作り上げ事が出来るはずです。
STEP9:反応の低いメールは書き直し、修正する
テストを繰り返し問題がはっきりしても、直さなければ意味がありません。
なのでメールに修正を入れていきます。この修正と言う作業はWebでビジネスをする人間にとっては、メールだけでなく全てにおいて本当に超重要です。
例えばランディングページ。インターネット広告の場合、1週間から2週間でそのページのリスト登録率が正確に算出にできます。参入する業界や、今まで溜め込んだデータによって対応は様々ですが、簡単に言えば、反応が良ければ継続、悪ければ修正という形をとります。反応が低いページをそのままには絶対にしておかないこと。
これが DRM で成功するための一つ大事な要素になります。
もちろんですが、この考え方はステップメールにそのまま当てはまります。例えば解除率。
1通目2%
2通目1%
5通目25%
6通目3%
の解除率だとすれば…5通目にステップメールの穴があることが分かります。
最初から完璧なステップメールは書く必要はありません。書けるに越したことはありませんが、実際はどんなに文章が上手い人でも1通1通、読者の様子を見ながらメールを修正していくのが通常です。
ステップメールは常に修正を入れる。常にもっといい文章が無いかを考え続ける。
反応の低いメールには一定の共通点があります。
・言葉使いが変
・分かりづらい
・件名が弱い
・書き出しが弱い
・テーマがつまらない
・話しがあっちこっちにいく
・結論がわからない
様々ありますが、反応が低い一番の理由は「読者の気持ちを考えられていないこと」にあると考えて下さい。
極論、書き手が「これだったら絶対に最後まで読んでくれるし、これだったら面白いから反応が期待できるぞ!」と思っていても、読み手がその話しを聞きたくなかったら「つまらない」で終わりです。
これは感覚の話しになってしまうのですが、実際、読者が盛り上がり、商材を購入してくれるステップメールを作るには何度もメールを配信し、テストを繰り返していかないとわかりません。
その微妙な感覚を掴むために日夜、文章の事を考えなければいけないと思ってください。
第三章:情報商材アフィリエイトで不労所得を発生させるためには?
では、次は情報商材販売用のステップメールについてお話をしたいと思います。
まず「情報商材って何なの?」という事ですが、読んで字の通り「有料の情報商品」という事になります。
現状は本当「情報商材=詐欺」「情報商材=悪質」みたいなイメージがつきまとっていますね。
ただ本当はそういうのでは全然ないんです。「有益な情報」というものは世の中にたくさんある訳ですから。それに相応の価値がつけられて販売されたとしても何の不思議もありません。
問題は、大した価値もない情報にとんでもない価格をつけて売るケースが多いから、という所になりますので可能な限り「ユーザーの役に立つ事」を意識して販促活動を行う事が重要です。
情報商材アフィリ用のステップメールとはどういうものか?
あなたは、「メールアドレスをご登録いただければ、20日間○○のテクニックをお届けします」という表現を見た事ありませんか?または、「7日間メール講座」などはいかがでしょうか?
情報販売、アフィリエイト業界にいらっしゃる方であれば、一度は見ている表現だと思います。
ステップメールは「最適なタイミングで取りこぼしを少なく販売する」という目的以外にも順序立てて説明をしたいときにも頻繁に利用できます。
・ギターレッスン
・歌唱力強化トレーニング
・英単語学習
・アフィリエイト仕事術
・情報商材の作り方
その全てにおいて利用することができるもので、教育型のメール配信であるという側面も持ち合わせています。では、情報商材を販売するために利用するステップメールは一体どのような特徴があると思いますか?
英語には英語の教え方があるように、情報教材を販売する時は、情報教材の売り方というものが存在します。
情報商材の売り方。
それは「強烈な信頼関係を構築しなければいけない」ということです。普通の信頼関係でもそこそこ売れますが、爆発的に、長期的に、安定した売上を残すには強烈な信頼関係を作らなければいけません。
それを具体的にお話しすれば、
「メール配信のたびに、質問や相談メールが来る」
「感謝のメールが頻繁に届く」
「教えて下さい。という熱心なメールが届く」
などの状態を指し、大げさに言えばファンを作る。「私はキチンとした発行者である」ということを示し、読み手もそれを理解している状態ということになります。
そうしないと情報商材の場合は売れない可能性が高いのです。では、なぜ売れないのか?
その理由をお話ししていきましょう。
「情報」は売りにくい事を理解する
一体なぜ「情報」は売りにくいのか?
それには3つの理由があります。
「商品に実体がない」、「信頼性が薄い」、「価格が高い」この3つです。
情報販売の業界はその市場が無くなる事は考えにくいにせよ、数年前に比べるとユーザーの視点は何倍も厳しくなっています。
ステップメールを書く側もその現状を理解し、文章を書かなければいけません。
では、簡単に「売れにくい3つの理由」をお話しします。
売りにくい理由1 商品に実体が無い
情報が売りにくい一番の理由は商品に実体が無い事だと考えられます。通常商品は「目で見える」もしくは「体で感じられる」などの五感で感じられるものです。
食品、文房具、自転車、自動車、香水、アクセサリー、時計、DVD、接骨院の マッサージ、スパ、エステ、ホテル、投資、不動産、家…
全て何かしら五感で感じ取れるのが商品でありサービスであるのに対し、情報は購入後に自分で試さないとその効果がわかりません。つまりお客様は実態のないものを「信用して」購入します。
疑い深い人は「そんなもの信用できるか!」という考えを持っていますから、中々購入するということもありません。
一方、売り手は売り手であの手この手を駆使してお客様を信用させようとしますから、その技術はどんどん先に進みます。セールスレターのテンプレートが販売されたり、アクセスがあれば売れるとか、濃いリストがあればいいとか、その集め方をまた販売したりだとか…
ユーザーを抜きにして次から次へと新しいノウハウ、テクニックが売られ続けます。
商品に実体が無い以上、どうやってもお客様には「効果がある」と信じてもらえないと買ってもらえないのが情報商材です。そこをクリアにせず小手先の技術や目新しい仕様ばかりが先走ってしまっている事が、ユーザーの疑念をますます増幅させるファクターになっているのですね。
まずは「商品に実体が無い」これが第一の理由です。
売りにくい理由2 信頼性が薄い商品が多い
これは古くから続く情報商材のあり方に問題があります。売りにくい理由1でもお話ししたとおり、お客様はその情報がいいものなのか、悪いものなのかはセールスレター上でしか判断できません。
つまりセールスレターが商材の中身よりも数倍魅力的であった場合、お客様は販売者を信じて購入すると思いますが、その直後、「信用したのに裏切られた」という事態に陥ります。
そういうケースが頻発したからこそ昔に比べ、ページを開きビローンと縦に長いセールスレターを見ると多くの人が条件反射のような感じで閉じようとしてしまうのです。また、あまりにもその形の販売方法が蔓延しすぎ、お客様も疑いの目を販売者に向けているのが現実です。
どんなにいい商材を販売している人でも疑われてしまう。それがこのインフォ業界の現状と言えるでしょう。
だからそこをステップメールで乗り越える必要があるのです。 これが第二の理由です。
売りにくい理由3 価格帯が高い
情報商材として販売される情報のほとんどは秘匿性が高く、一般書籍とは大分かけはなれた金額が売られています。その差は約10倍です。本屋で1000円でも、情報商材は10000円。 本屋で1500円でも、情報商材は19800円ということも。
もちろん、本屋に並ぶ本のほとんどは出版社のフィルターが通っている情報ばかりですから、そこにノウハウの本質が記載されていたり、シークレットな情報が書いてあったりすることはなかなかありません。でも情報商材は出版社を通さないために、あまり人には言いたくないような情報、医者はあまり口にしない情報、効果のあるノウハウ、テクニックが包み隠さず公開されています。
ですから、より希少価値の高い情報を取得しやすい媒体は?というと情報商材であるという見解です。でも同時にそのおかげで価格帯が10000円、20000円の高価格になっていることを忘れないで下さい。
1000円、2000円なら勢いで購入するということもあるかもしれませんが、10000円、20000円は勢いで購入するレベルではなく、1ヶ月考える、2ヶ月考えるという価格帯です。お客様はその情報を購入するかどうか、常に悩んでいます。
彼女とのデート代に使いたい、貯金にしたい、プレゼント代にしたい、養育費 にしたい、趣味に使いたい、車に使いたい、保険に使いたい…
色んなモノと比べ、使うかどうか悩んでいるという実態があります。
ステップメールの執筆者は、常にこのことを忘れないようにしなければいけません。価格帯が高い。これが売りにくい第三の理由です。
キチンと作れば売上が爆発する
とは言え、どうやっても売れないのか?というとそれは全く違います。
売りにくい3つの理由はどれも「信頼性」を満たすことでつぶす事ができるのです。
ここでステップメールを使用しお客様との信頼関係を作ります。
いかにしてメールを駆使してお客様の信頼を勝ち取るのか?
どうやればお客様 と親身になって話しができるか?
どの話をどのタイミングですれば、より読まれるステップメールになるか?
そこが重要です。
それらについてはおいおい全てお話するとして、今回の記事ではステップメールを作る上で絶対にはずしてはならないポイント、考え方をお話ししようと思います。
どのように高反応率のステップメールを作成するか、どうやってスキルをあげるのか、その具体的な方法について触れていきましょう。
高反応率ステップメールを書きたいなら「3つの事」を勝ち取れ!
より売れるステップメールを作るには、次の3つの事を必ず理解し、これを一つ一つ乗り越えていくという意識が必要です。
その3つの事とは、「情報に価値を感じてもらう」、「信頼してもらう」、「安いと 感じてもらう」の3つです。
そうです。先ほどお話しした情報商材が売りにくい3つの理由を肯定的にとらえたものです。この言葉を常に頭の中にいれ、文章を書いていかなければいけません。
ではその3つの事を今からお話ししていきます。
1.情報に価値を感じてもらう
ステップメールの最も重要な仕事の一つ。それは配信している情報に価値を感じてもらう事です。具体的にそれは、「次の配信まだかな?」と読み手に思わせたり、「専用フォルダを作成してもらう」レベルの事をいいます。
情報に対する価値とは、販売者に対する期待だと考えて下さい。
期待のある文章ほどお客様はその文章に価値を感じ、次を教えてくれ、次を教えてくれ、と身を乗り出して行動を起こします。「価値を感じてもらう事」まずはここを徹底することからです。
2.信頼してもらう
これは「あなたの人間性を見せろ」ということです。
例えばですが、どこかの論文から引っ張り出したような小難しい言葉が並んでいて、一つ一つの言葉を辞書を引かなければわからない文章と…、読者目線で、面白可笑しく、興味深く、すっと頭の中に入ってくる文章と、どちらがいいと思いますか?
どちらが「あの人からのメールだ」と感じることができるでしょうか?
これはもちろん後者の読者目線のメールです。
メールの読者はあなたが「誰」で「どういう人」で「どんな過去」があって、「どんな事で喜怒 哀楽を出して」それは「どのように出すか」を必ず見ています。
読者はその雰囲気を「文章の行間」から抽出し、頭の中で「あなた」を作り上げます。その時に、信頼のおける人物なのかどうかが超重要ポイントです。
信頼が無いとお客さんは商品を絶対に買わないということを忘れないで下さい。
3.安いと感じてもらう
「安い」と感じてもらうためには、いくつかのテクニックがあります。ステップメールでの情報配信ではそのテクニックを使い、安いと感じてもらい、そして実際に購入に繋げる必要があります。
ここであなたが理解しなければいけないことは、「価格」はあって無いようなものだということです。
例えば今、あなたは水を飲みたいと思っているとします。そこにセールスマンが「ミネラルウォーター売ります」と言ってきたら買うと思いますが、そこに出す金額は100円?150円?少しいいものでも 200円もあれば2リットルの水を買えると思います。
でも、あなたが今砂漠にいて、もう3週間もさまよっていて、喉もからから、水を1滴でも飲まなければこのまま干からびて死んでしまう…という状況であれば、あなたはその水にいくらのお金を出しますか?
「頼むから売ってくれ」と値段を気にせずに水を求めるのではないでしょうか?水は本来100円、200円のものですが、置かれている状況によってその価値は大きく変わってくるということです。
これをステップメール内で演出しなければいけないことを最初に理解してくだ さい。
不労所得を作る為には努力は不可欠という結論
つまり、楽をする為には汗水たらさなくてはならないという事ですね(笑)
でもこれでがっかりしてしまった人はかなりヤバいので注意した方がいいです。本当、これは当たり前の話だからです。
人間国宝と呼ばれる人達が、最初から「天才」と名を付けられるほどの作品を作る事ができるか?
それを量産することができるか?
1日程度の練習で作成することができるか?
答えはNOです。
必ず鍛錬をし、鍛錬をし、また鍛錬をする必要があるのです。
サッカー日本代表の中田英寿選手が現役の頃、「このままじゃ日本は絶対に負け る」と報道陣を前に声を大きくして話しをしていた頃がありました。
中田選手は若い頃から日本代表で、ずっと前線で戦ってきた人ですから、プロから見ても凄まじく上手い、凄まじく強い人物であったことは間違いありません。でもそんな彼は一人でチームにずっと怒っていました。
実際日本は、成績を残せず大敗。
中田選手は最後の試合でピッチ上で大の字になり、そのまま引退しました。
そんな彼は日本代表の合同練習がある場合、ある行動を必ず起こしていました。
それは「誰よりも早くピッチに出て準備or練習をしている」こと。
中田選手が中田英寿である所以はここにあると感じた瞬間でした。一番上手い人が一番練習をしている。この大切さを理解することがとても重要です。
ちなみに二番目にピッチに来るのは、中村俊介選手だったそうです。
ステップメールの作成は作ったら終わりではありません。サッカーでもシュートを打ったら終わりではなく、ボールがゴールに入っても、はずれても、また練習するように、ステップメールも繰り返し書く必要があり ます。
1に書く。2に書く。3に書く。そして、テストして修正をするのです。
これを実践でトレーニングしていくからこそ、本当の意味で売れるステップメールを作る事が出来し、それによって不労所得の仕組みが完成すると考えて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
不労所得を発生させる為には、
1・お客さんが自動的に集まって来る仕組み
2・お客さんに自動でセールスがかかる仕組み
この2つを用意する必要があり、そのうち2にあたるステップメールについて今回はお話しました。
また、情報商材用のステップメールを販売したいと考えている方は、商材が「無形」だからこそユーザーとの信頼関係が重要であるという事を覚えておいて下さい。
しかもユーザーから寄せられる一方通行の信頼だけが重要なのではなく、「ユーザーからの信頼に応える」という発信者側の気持ちも重要です。
これが無ければライティングスキルで一時的に大きな売上を叩き出す事は出来るでしょうが、後は決して続きません。打ち上げ花火のように一瞬の栄光を掴んで枯れていく運命を辿ります。
是非、その事は頭の片隅に置いておいて頂ければと思います。それでは!