フリーのコピーライターになる、と口で言うのは簡単ですが、いざ実行するとなるとなかなか勇気が要るもの。中でも「毎月仕事取ってこれるのか…?」「もし食っていけなくなったら…」という悩みや不安は大きいと思います。
でも、それで二の足を踏んでしまっていては、一生フリーのコピーライターとして一歩踏み出す事は出来ないんですよね。。なぜなら、単純にやってみなければ分からない事だからです。食っていけるかどうか、毎月仕事を取ってこれるかどうかはやってみて初めてはっきり分かります。
逆に言うとやる前から仕事を確保し、生活できるレベルまで安定収入を確保するなんて絶対無理だという事ですね。もちろんとっても強力なコネがある人は違うと思いますけど、そうじゃない人達は例外なく勇気ある決断を乗り越えてフリーに転身しているんです。
という訳で個人的には「悩むならやっちまえ!」と考えています(笑)無責任なようですが本当それしかないと思います。
ただ、それだけだとあまりにも雑すぎるので、今日はあくまでセールスコピーライターとして、仕事に困らない案件との向き合い方についてお話します。
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フリーのコピーライターが必ず意識しなければならない事
これは間違いなく「立派なセールスライティングではなく、売れるセールスライティングが評価されるポイント」という事です。これらは似ているようで全然違いますので、「売れるセールスライティングが絶対に大切!」、この事はゼッタイ忘れない方がいいです。毎朝、デスクに向かうたびに「立派なセールスライティングではなく売れるセールスライティングを」と復唱してもいいくらいです(笑)
それほどに、立派な“だけ”のセールスコピーライティングになってしまう事は危険なんですね。読み手にとっては「素晴らしい構成のセールスライティングだなぁ」とか「丁寧に作り込まれてるなぁ」とかは全く関係のない話です。読み手にとって大切なのはたった1つ「この“商品”を買いたい」と思えること。
そして、コピーライターにとって大切なお客様は“案件を依頼したクライアント”でも“良いセールスレターかどうかを判断するその他のコピーライター”でもなく、良い商品を探している複数のユーザーだということ。
そう考えると、読み手がページを開いた瞬間に芽生えるほんの僅かな興味と購買意欲を、ページの最後には最大まで増幅させるのがセールスコピーに課せられた唯一のミッションだということがわかると思います。
ところが多くのコピーライターが間違った認識をしてしまっている訳ですが…
ここで問題です!
あなたは立派なセールスライティングと売れるセールスライティングの違いは何か、あなたは分かりますでしょうか?実際に立派で売れているセールスレターはたくさんあります。しかし立派なだけの売れないセールスレターはその何倍もあります。
その違いは何か?答えは…
立派なセールスライティングは「納品を意識」し、
売れるセールスライティングは「売上を意識」する
上記のような視点から実際にいくつかのセールスコピーを読んでみるとあなたも分かると思います。セールスライティングの正解やオーソドックスな形、風潮に捉われているものは大抵クライアントの反応を意識して執筆しているように感じられるでしょう。
さらにコピーライター自身も“どうすれば反応が取れるのか?”深い部分まで考えが辿り着いていない事から、大手ASPのランキングにランクインしているセールスレターを思いっきり真似たり、あからさまに参考にしてセールスレターを完成させている傾向にあります。
そんなコピーライターに需要はあるでしょうか…?
これ逆の立場で考えて欲しいのですが、そんな考えのコピーライターに仕事を依頼したいですか?僕はゼッタイ嫌です。
商品が異なればその商品の特徴や打ち出す部分、ターゲットやターゲットの悩みもすべて違います。であれば、どれだけ他のセールスコピーを参考にしたり、テンプレートに当てはめてみても、“売れるセールスライティング”は一向に完成しない理由が理解できると思います。
自分が書いた文章を客観的に見ることができないという人も多いとは思うのですが、その場合は他のセールスコピーを本当の意味で“参考”にして読んでみるのも役に立つ方法の1つです。
例えば競合同士のセールスレター2つを見比べて、反応が取れている方はどこがいいのか?
逆に反応が悪い方は何が原因なのか?という視点に切り替えて読んでみると、深い部分まで考えられるスキルも身についていきます。そのスキルが身についてくると、自分の文章でも良い部分・悪い部分が分かるようになってくるはずです。
売れるコピーライティングはリサーチが重要
では肝心のセールスレターを執筆する際に配慮すべきことは「本当に悩んでいる人が何を求めているのか」という所に焦点を当てること。ターゲットのリアルな悩みを反映させるために、SNSなどを利用したリサーチを積み重ねることが基本になると思います。
読み手にとって共感できる内容でなかったり、どこか薄っぺらい内容になってしまっているセールスコピーライティングはリサーチの浅さが文章に表れてしまっています。では、その状況を避けターゲットの気持ちを動かすセールスコピーにするために最も良い方法は何か?
それは…
「自分自身も経験すること」
間違いなくこれが最強です。
例えばあなたが女性で、美容に関するセールスコピーをライティングする場合は、今注目されている美容法を実際に行ってみてその方法のメリットやデメリットを体感してみたりすることです。本格的に取り組まなくてもそうすることによって、インターネット上の情報だけではわからなかった部分まで書いていくことができるので、ターゲットの理解や共感を得ることが出来ます。
とは言え、自分自身で経験する事が難しいジャンルもありますので、その時は経験したことがある人に聞いてみましょう。現にあなたが男性であれば美容法を実践するのも難しいでしょうし(笑)
そういう場合は、人に聞く事も重要です。
・どんな方法を試したのか? ・その方法を試すきっかけはなんだったのか? ・効果があったもの、なかったもの ・もっとこういう方法があればよかったと思うものはないか ・自分で工夫してやったこと |
などを具体的に聞かせてもらうとセールスコピーライティングでも活かせるようになります。
結論!仕事に困らないコピーライターは売上至上主義である
そういってしまえば、「そりゃそうでしょうよ」となってしまいそうだが、実はこのような信条を掲げて活動しているセールスコピーライターはかなり少ないです。
ありがちなのが、クライアントがガンガン要望を投げてくる系でその要望に対して、
「あぁ、そんな事したら数字落ちちゃうよ…」
「それやっても工数ばっか取られて結果何も変わらないって…」
と思っているにも関わらず、「言わないコピーライター」は非常に多い。何故かと言うとやっぱり「クライアントに反抗して次の案件もらえなかったらどうしよう…」という所から来ています。
これは本当に意味がありません。だって数字が落ちて結果が出なければ、どんだけ従順にしていても次の仕事は来ないですから(苦笑)逆に、どんだけクライアントとぶつかったとしても結果良ければ全て良し。次もまたお願い!となる確率の方が全然高いです。
まとめ
いかがでしたか?
コピーライターとして成功したいと思うなら、まずはしっかり自己主張する覚悟を持つこと。ここがブレるとロクなことがありません。最悪クライアントにとって「外部の社畜」みたいな位置づけをされる可能性も否めません(笑)
自分が勉強してきたことを信じて、「こうしていくんだ!」という一本スジの通った軸を持つことで必ず売れるコピーライターになれます。頑張りましょう!